初めてのお客様と釣りの連鎖

アユ

東風ノ家に初めて泊まってくれた一般のお客さまは、大家さんの親戚の方でした!

高知市内の釣具屋さんで働いておられ、東部エリアの営業担当ということで、次の日、徳島、東洋町、室戸方面に仕事で行くため、その道中の宿に選んでいただきました。

本人も釣り好きで、巨大な真鯛を釣った感動的な日のお話や、アメゴ釣りにはまっていること、室戸岬界隈では磯が焼け、今、魚が来なくなっていることなど釣りのことから環境のことまで幅広い話を聞かせてくれました。

釣り周りの知識が急にUP!
楽しい時間をありがとうございました!

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2人目のお客さまは、なんと四万十市から、わざわざ安田川に鮎釣りに来ているというダンディーアラ還・Hさん。次の日も安田川に釣りに戻るのだとか。釣り関係のお客さんが続く面白さ!

アユ

Hさんには、獲れたて鮎の塩焼きをご馳走になり。簡単な料理を囲んでのシェアごはんの夜でした。

実は私、鮎は泥臭い経験があってちょっと苦手だったのですが、この鮎はぜんぜん臭くない。鮎苦手克服のおいしさ!

Hさんの話で興味深かったのは、安芸市の安芸川と伊尾木川の鮎のこと。特にダムがない安芸川の鮎はうまい!とのことで、良く釣りにきていたそうです。ですが、2年前の豪雨災害で安芸川と伊尾木川を挟む山が崩れ、川の地形が変わり、水の濁りがとれない。今は鮎がやせ細っていて、全然ダメなのだそう。

「安芸川の鮎が元に戻るのに後、2年はかかると思う。でも仕方ないわ」とHさん。釣り人は自然とともにあるのだなと改めて実感しました。

安芸市や東部の魅力を再発見中の私なのですが、海や川、山の環境の話は良い話題が今のところ出て来ず、その度に悲しい気持ちに。山の荒廃や温暖化の影響でしょうか。でもこれが現実。知らなかったことが知れたことは、一歩前進です。

Hさんは、大工さんでもあり、私の宿について、建築的目線でいろいろ教えてくれ、その話もまた面白い!話は盛り上がり、夜は更けていったのでした。